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発達障害の塾ガイド親御さんができる発達障害の診断方法

親御さんができる発達障害の診断方法

「うちの子は発達障害?」と気になったら、まずはチェック。親が簡単に診断できるチェック項目を掲載しているページです。

発達障害かも?と思ったら診断チェックを!

ASDやADHDなどの発達障害は、現段階で明確に診断できるような検査方法が確立されていません[1]。ごく最近、ADHDを高い確率で診断することができる評価手法が開発されましたが、この手法であっても医師の診察や問診がなければ成り立たないとされています[2]。

ですが、発達障害は可能な限り早く発見することが大切。発見されない発達障害を持った子どもは、疎外感や生きにくさを感じて社会にうまくなじむことができず、精神障害を併発させる可能性や、障害が悪化する可能性があるためです[2]。

発達障害は薬や治療により完治することがないものなので、症状をどれだけ軽減させられるかということが重要になります。そして、症状を緩和させるための方法は、発症してから早い段階で治療を開始すること。発達障害の治療は多岐に渡りますが、例えばASDの子ども対する治療法には次のようなものが考えられます[1]。

  • 行動療法
  • 栄養療法
  • 薬物療法
  • 行動介入
  • トレーニング

行動介入とは、行動や環境を調整することによって、適切な行動へと導く治療法です[3]。 発達障害は早期発見し、できるだけ早くこのような治療を開始することが、子どもの将来のために最も大切なことでしょう。

「もしかしたら、うちの子は発達障害かも?」と思ったら、セルフチェック診断をしてみましょう。

セルフチェック診断

【生活面】

衣類の脱ぎ着や身だしなみが年齢相応に身に付いていない
排泄が年齢相応に身に付いていない
危険なことや場所が分からない
食事のとり方が年齢相応に身に付いていない
作業などで操作がぎごちない、不器用
全身を使った運動が苦手、運動発達の遅れがある

【コミュニケーション】

思っていることを上手く言葉にできない
発音が不明瞭
年齢相応の言葉が出ない
子ども同士より、大人と関わろうとする
ルールのある遊びの参加が苦手
友達を作るのが難しい
集団への一斉支持が理解できない

【行動】

集中力や持続力がなく、すぐ飽きる
自己中心的でわがまま
一つの話題にこだわり、同じ質問を繰り返す
気持ちの切り替えができない
変化に対応できず、情緒不安定になる
他害行動がある
同じ動作や言葉を繰り返したり、同じものをずっと見ていたり触ったりする
自傷行為がある
日課にこだわる

セルフチェック結果

チェックした項目数は…

  • 生活面:4個以上
  • コミュニケーション:4個以上
  • 行動面:7個以上

それぞれ上記の項目数以上ある場合、もしかしたら発達障害の可能性があるかもしれません。

子どもの生活・コミュニケーション・行動面をよく注意して見てあげましょう。
特に行動面でチェック数が多い場合は深く悩みすぎる前に専門的な相談や診断を受けることがおすすめです。

発達障害だったら…

こちらのリストでチェックしてみた結果、もし発達障害が疑われた場合はどうすれば良いのでしょうか。まず、チェックリストの結果だけに頼らず、医師の診断を受けてみることがもちろん大切です。

そして、発達障害だと診断された場合には、ご両親も発達障害について知識を得ることが必要です。発達に多少遅れがあり、他の子どもよりは個性的に映る発達障害の子どもですが、そもそも発達障害とはどのようなものなのかということを知っておきましょう。

発達障害とは

発達障害は障害という名前がついていますが、外見的に他の人と違った部分は見られません。発達障害の定義としては、「他の子どもよりも多少個性が強い子ども」といったものです[4]。

考え方や行動などに特徴的な部分があるため、他の子どもよりも育てにくいと感じられるかもしれません。そして、他の子どもが難なくできることでも、習得に困難が招じることもあるでしょう。ですが、その特性を理解して、上手に能力を伸ばしていってあげると、他の子どもと同じように生きていくことができるようになります[4]。

発達障害の子どもは珍しくない

発達障害というと特異な子どもだと思われる方もいるかもしれませんが、実は発達障害だと診断される子どもは最近増加していると言われています。文部科学省の調べによると、特別支援教育を受けている発達障害の子どもは、平成18年から平成25年の間で次のように増加しています。

ADHD LD ASD
平成18年 1,631 1,351 3,912
平成25年 10,324 10,769 12,308
増減 +8,693 +9,418 +8,396

出典:文部科学省『(PDF)放課後等の教育支援の在り方に関する資料 データ集』

7年間でかなりの人数が増加していますが、これは発達障害の子どもが増加したという訳ではないようです。社会的に「発達障害」というものへの認知度が高まったため、以前よりも発達障害だと診断される子どもが増えたということを示しています。

その証拠に、知的な障害があるとされる子どもの数は以前と変わりがなく、その代わりに、知的な障害のない「軽い発達障害」の子どもが増えてきていると言われています[5]。

そして、これから更に発達障害の医学的研究が進み、社会的な支援体制が整えば、発達障害と診断される子どもはもっと増えてくると考えられます。「発達障害であること」は特に珍しいことではありません。発達障害を持っているということを、特別であると考える必要はないのです。

発達障害はどうして引き起こされるのか

発達障害が引き起こされる原因は、まだ詳しくは分かっていません。ですが、脳機能に障害があること、遺伝子に異常が起きることなどが原因だと言われています。そのため、発達障害は先天的な障害であるということが正しい考え方です。

発達障害の子どもはコミュニケーションに困難が生じることや、問題行動を引き起こすこともあります。そのため、人によっては「自分のしつけや育て方が悪かったせいでは」と考えてしまう場合もあるようです。

ですが、発達障害に親のしつけなどは関係しません。発達障害の定義としては「低年齢期に生じる」というものがあり、しつけや育て方の影響が及ぶ以前の年齢に引き起こされます[5]。ご両親は、自分の責任ではないかと思いつめないことが大切でしょう。

発達障害の子どもの特徴について

発達障害には様々な種類があるので、全ての子どもが同じ特徴を持つ訳ではありません。また、子ども自身の性質や個性も含めると、同じ種類の発達障害であっても同じ特徴が出るとは限らないでしょう。

ですが、発達障害には共通する特徴があり、それは次の6つの項目です。

  • 外見的には発達障害がわからない
  • 治療や教育でその症状を軽減させて一般生活ができる
  • 発見と治療はなるべく早く行われるべきである
  • 特徴的な障害は年齢を重ねると強く現れる
  • 本人だけで頑張っても改善できない場合もある
  • 障害は完全に無くなることはない

このように特徴を見てみると、発達障害の子どもにとって最も障害となることは、「何もせずに放置される」ということ。発達障害は年齢を重ねるごとに障害が強く現れるようになっていくため、その前に障害を改善していくことで、将来的に一般的な日常生活を営めるようになるのです。

発達障害の種類によって教育法は変わる

発達障害の特徴をご紹介しましたが、発達障害の種類によって、細かな特徴はそれぞれ異なります。発達障害であると診断を受けたら、該当する発達障害の特徴についての知識を得ることが、子どもを理解することにも繋がるでしょう。

子どもへの接し方や教育も、障害の種類によって違ってきます。効果的な教育をしていくためにも、それぞれの特徴について知っておきたいものです。

発達障害の特徴をよく知って、子ども本人の個性や性格も考えながら、できるだけ早期に発達障害の子ども向けの塾などに通わせることが、子どもの社会生活能力を高める第一歩です。

自閉症スペクトラム障害(ASD)

ASDは、対人関係、コミュニケーションの障害と、行動と興味の偏りなどの特徴が見られる発達障害です。一般的に6歳までの対応が重要になるとされ、その年齢までに適切な教育をすることで症状の緩和が期待できます。

「自閉症スペクトラム障害(ASD)」の詳細はコチラ>>

注意欠陥/多動性障害(ADHD)

ADHDは、落ち着きのなさが特徴的な発達障害で、注意力が散漫であることも特徴のひとつです。学齢期には授業に集中できず、友達とのケンカが多い傾向もあり、早期に発見しないと孤立してしまう可能性もあります。

「注意欠陥/多動性障害(ADHD)」の詳細はコチラ>>

学習障害(LD)

LDは、読み書きや計算、文字などに関してのみ目立った発達の遅れが見られる発達障害です。他の発達障害に比べると問題行動を引き起こす頻度は稀ですが、日常生活必要な能力が身につきにくいので家族のサポートが重要です。

「学習障害(LD)」の詳細はコチラ>>

発達性運動協調障害(DCD)

DCDは、同時に手足が異なる動きをするなどの「協調運動」を行うことができない発達障害です。「不器用」と見られてしまうこともありますが、著しく運動機能に困難が生じた場合、日常生活に支障が出ることもすくなくありません。

「発達性運動協調障害(DCD)」の詳細はコチラ>>

広汎性発達障害(PDD)

PDDは、現在ではASDと同様の発達障害のことを指しますが、以前の診断基準では異なるものとして区別されていました。そのため、PDDでもコミュニケーション障害、社会性の欠如、反復動作などが見られます。

「広汎性発達障害(PDD)」の詳細はコチラ>>

[1]参考:iPS Trend『自閉症』

[2]参考:国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター『注意欠如・多動症(ADHD)児の診断を高感度で予測する手法を開発』

[3]参考:NPO法人 つみきの会『7.行動的介入』

[4]参考:特定非営利活動法人 アスペ・エルデの会『発達障害とは』

[5]参考:東京都福祉保健局『(PDF)発達障害を理解しよう』

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