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発達障害の子どもが高卒資格を得るには?

目次

このページでは、発達障害などを持つお子さんが高卒資格を得るための選択肢の一つ、「通信制高校」について紹介しています。

通信制高校という選択肢

発達障害を持つ子どもが、普通高校では高卒資格を得るのが難しそうなケースは少なくないでしょう。それでも、本人が「高卒資格が欲しい」あるいは家族が「高卒資格は持たせてやりたい」と思うのは自然なことです。そんなときの選択肢として、「通信制高校」を検討してみてください。通信制高校の役割や特徴などを説明していきます。

通信制高校を卒業すると
高卒の資格をもらえる

通信制の高校について、「全日制高校と同じ高卒の資格を得られるの?」という疑問を持っている人が多いかもしれません。ですが、心配は無用です。全日制の高校と全く同じ高卒の資格を受けられます。通信制高校は、正式に「高等学校」という位置づけになっています。つまり、全日制や定時制と同列の資格になるわけです。

ひとくちに通信制高校といっても、公立と私立に分かれており、さらに、全国のさまざまな場所にあります。通信制高校の一覧や、学校紹介のHPなど、ネット上でたくさんの情報が公開されています。気になる学校があれば、資料を請求するなどして詳細を調べてみましょう。

また、通信制高校と比較されることが多いのが「サポート校」と「高卒認定予備校」です。それぞれの違いをまとめました。

項目① 通信制高校② サポート校③ 高卒認定予備校
制度の位置づけ文部科学省認可の正式な高等学校(通信課程)。
卒業で「高卒資格」を取得。
民間教育機関。通信制高校に通う生徒を支援する“サポート機関”。
高卒資格は提携先の通信制高校から授与。
文部科学省実施「高等学校卒業程度認定試験(高認)」の合格を目指す塾・予備校。
高卒と同等の学力認定。
学び方・通い方レポート提出・スクーリング(年数日~月1回)・試験で単位修得。
自宅中心・マイペース学習。
通信制高校の課題学習+学習・生活支援。
通学日数を増やして規則的に学ぶスタイルも可能。
教科ごとの授業・個別指導で試験対策。
通学・オンライン両対応。学習期間は半年~1年程度が多い。
向いている子ども集団が苦手・感覚過敏・自分のペースで進めたい子。
安定した支援があれば継続可能。
自己管理が難しい子、登校習慣を維持したい子。
人との関わりを練習したい子。
学校生活が合わない・早く進学したい子。
短期で資格を取りたい子。
支援体制・特徴特別支援教育コーディネーター・カウンセラー常駐校も多い。
合理的配慮(個別対応)あり。
カウンセラー・SST(ソーシャルスキルトレーニング)など
心理・社会性支援が充実。個別対応が柔軟。
個別学習計画を作成し、得意・不得意に合わせた指導。
静かな環境やオンライン支援も可能。
メリット正式な高校卒業資格を得られる。
自分のペースで進学・資格取得が可能。
通信制の学びを補強でき、学習・生活リズムを維持しやすい。
メンタルサポートが厚い。
学校に通わずに大学受験資格を最短で取得。
時間や環境を自由に選べる。
デメリット/注意点自己管理力が求められる。
提出物の遅れや孤立が課題。
公的学校でないため学費が高額。
高卒資格は提携高校から。
「高卒資格」ではなく「同等資格」。
就職では評価が異なる場合あり。
費用目安公立:約2.5~5万円/年 私立:約20~100万円/年年間40~100万円前後
(通信制高校の学費+サポート校費用)
年間20~50万円前後(受講コースによる)
その後の進路専門学校・大学進学、就職、資格取得など幅広い。同上。進学支援・キャリア指導が充実している校も多い。大学・短大・専門学校への進学。
高校卒業証書は得られない点に留意。

3つの中で、高卒の資格を得られるのは通信制高校のみとなります。

参照元:Gakken高等学院公式HP(https://gakuin.gakken.jp/column/detail/5)

発達障害の子どもも利用しやすい

通信制高校へは、それまでの学業成績はほとんど関係なく入学できます。また、毎日通学するのではなく、週に1度~月に2度程度通学するスタイルが主流です。登校する回数は少ないのですが、その分、自宅でパソコンを利用して授業を受け、レポート提出を求められる場合もあります。また、学年を設けていないため、留年の心配もありません。単位制を採用しているので、期日までに単位を取得すれば卒業が可能なのです。

通信制高校には、「周りや時間を気にせず、一人ひとりのペースで勉強を進められる」という特徴があります。そのため、発達障害や学習障害を持つ子ども、あるいは不登校の子どもにとって、大変利用しやすい高校だといえるでしょう。ぜひ選択肢の一つとして検討してみてください。

参照元:文部科学省公式HP(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/)
参照元:N高グループ(N高等学校・S高等学校・R高等学校)(https://nnn.ed.jp/column/column_05/)
参照元:学校法人 佐藤学園(https://www.hchs.ed.jp/abouttsushin/column_05.php)
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