【高校生向け】発達障害の特徴とは?
高校生に見られる発達障害の種類と特徴
高校生の発達障害(神経発達症)で代表的なものは、ASD(自閉スペクトラム症)・ADHD(注意欠如・多動症)・LD/SLD(学習障害/限局性学習症)です。それぞれ高校生活での現れ方が異なります。
ASD(自閉スペクトラム症)の高校生の特徴
ASDはコミュニケーションの困難さやこだわりの強さが特徴です。高校生では本音と建て前の区別がつきにくく、友人関係ですれ違いが生じやすくなります。感覚過敏から教室の騒音が負担になる場合や、文化祭などの行事参加に強いストレスを感じるケースも見られます。
ADHD(注意欠如・多動症)の高校生の特徴
ADHDは不注意・多動性・衝動性を主な特徴とする発達障害です。高校生では遅刻の増加や提出物の管理が難しいといった困りごとが目立ちます。授業中に集中が続かず、成績へ影響が出ることもあります。
LD/SLD(学習障害/限局性学習症)の高校生の特徴
LD/SLDは読み書きや計算など特定の学習に困難がある発達障害です。全般的な知的能力に遅れはないものの、学習内容の高度化により、それまで目立たなかった困難が顕在化しやすくなります。
高校生活で目立ちやすい困りごと
高校への進学に伴い、通学手段の変化や学習内容の高度化、交友関係の複雑化、進路選択の必要性など環境が大きく変わります。こうした変化の中で、発達障害の特性が目立ちやすくなります。
学習面では授業の進度についていけない、スケジュール管理が難しいといった課題が現れます。生活面では遅刻や忘れ物の増加、制服の感覚過敏に苦労するケースもあります。対人関係では冗談と悪口の区別がつかず、異性関係でのトラブルにつながる場合も見られます。
困りごとが積み重なると、不登校やうつ、自己肯定感の低下といった二次障害につながるリスクがあるため、早めの対応が重要です。
困りごとへの対処法とサポートのポイント
対処の第一歩は、本人が抱える課題を可視化することです。やるべきことを書き出しチェックリスト化する、スマホのリマインダーで予定を管理するなどの方法が役立ちます。学校では座席の変更といった環境調整を相談するのも一つの手段です。
家庭では、できていることに注目して声をかけ、本人が理解しやすい方法で伝える工夫が求められます。スクールカウンセラーや放課後等デイサービスなど学校外の支援機関も積極的に活用しましょう。
発達障害のある高校生の進路選択肢
卒業後の進路は、進学(大学・短大・専門学校)、就職(一般雇用・障害者雇用)、就労移行支援を活用した就労準備(原則18歳以上が対象)の3つの方向性があります。現在の高校が合わない場合は、通信制高校や定時制高校への転校・編入も選択肢の一つです。本人の特性を理解したうえで無理のない進路を選ぶことが大切となります。
まとめ
高校生の発達障害は、環境の変化によって特性が目立ちやすくなります。本人に合った対処法と周囲のサポートが、充実した学校生活につながります。気になる点がある場合は、一人で抱え込まず、発達障害者支援センターや放課後デイサービスなど支援機関に相談してみてください。


